すごろくブラウザゲーム「うつ病で休職した勤労者の復職までの道筋すごろく」共同開発

福岡県立大学 人間社会学部 小嶋秀幹教授(精神保健学)との共同研究開発で「うつ病で休職した勤労者の復職までの道筋すごろく オンライン版」を制作させていただきました。すごろくをしながら、うつ病で休職した勤労者の復職までの道筋を追体験することができるすごろくです。

うつ病には大きく2つのタイプがあり、それにより症状や治療経過が異なるところがあります。1つめの「ディスチミア」タイプは「気分変調症」。うつ症状は比較的軽症ですが、長期間続くことが多く、つらさが持続します。また、職場や対人関係の一見ささいな変化で、うつ症状が悪化しやすいことも特徴です。比較的若い年代の勤労者がこのタイプのうつ病になりやすく、リワークプログラムへ参加しながら回復することが有効な方が多くいます。

2つめの「メランコリア」タイプはうつ病の中でも、より重症な、いくつかの特徴を示すものです。このタイプの人は、一般にうつ症状は重症ですが、服薬と休養により、回復しやすい面もあります。療養期間は人により異なり、自殺の危険が高まる人もいますので、十分に療養し、回復してから復職することが大切です。中高年の勤労者がなりやすく、リワークプログラムへの参加が有効な方もいます。

ストレスの多い社会にあって、うつ病に罹患された方ご本人だけでなく、ご家族の方や周囲の方にも少しでも理解が広まればと心から思います。ブラウザゲーム開発を通じて、そうした普及啓発をお手伝いさせていただけることを誇りに思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

公式サイト:https://www.mediaimpact.co.jp/hukushoku/